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ジスロマックの治療効果について

薬を飲む男性

ジスロマックはマクロライド系抗生物質で、細菌を原因にした様々な症状の治療に用いられます。
成分のアジスロマイシンの作用から蛋白合成阻害薬に分類され、細菌が体内でタンパク質合成を行うために持ち合わせているリボソームに結合することで、細菌鎖の伸長を阻害して抗菌作用を示します。

また、抗炎症作用も認められており、好中球が炎症部位に集合するのを抑えたり、活性酸素産生能を抑制する作用も持ち合わせます。
そのため、適応菌種が大幅に広がっており、汎用性の高い抗菌薬として利用されています。
一般的な風邪の症状に処方されたり、細菌によって炎症を起こした部位を静めるために、歯周病によって膿んだ部位や、喉の炎症、中耳炎、肺炎といった諸症状にも用いられます。
適応菌種は有名なものでインフルエンザ菌、ブドウ球菌、レンサ球菌、ヘリコバクター・ピロリ菌などがあり、性行為感染症(STD)によって起こるクラミジア菌にも効果がみられます。

ジスロマックは細菌に効果を示す薬で、本来はインフルエンザ菌や風邪を引き起こすウイルス性の菌種には無効なのですが、細菌による二次感染を防ぐ意味でも使用されることが多いようです。
ジスロマックは副作用の少ない抗生物質とされ、ペニシリン系やセフェム系の抗生物質に薬物アレルギーを示す患者にも問題なく使用することができ、幼児から成人、高齢者まで幅広く処方できる薬となっています。

ただし、耐性菌が増えることを懸念してか、日常的に服用する必要のある場合では、無闇に処方することが避けられている傾向にあります。
ペニシリン系やセフェム系では有効的でないマイコプラズマにも効果を示すことから、マイコプラズマ肺炎をはじめとした呼吸器系感染症で最も多く処方される薬となります。